パパ社員座談会
男性の育休取得をあたりまえに。
子育てとキャリアを両立する社員が
本音で語り合いました。
育休取得のビフォー・アフター、
制度の活用や仲間の支え、
仕事と育児のバランスの取り方など、
パパ社員3名のリアルな声を通じて、
技研の“働きやすさ”の理由をお届けします。
設備生産部 生産課
H.S
現地据付など国内外への出張が多い。
3児の父。
営業本部 営業課
M.Y
引き合いから受注、進捗確認、納入まで担当。
3児の父。
機械設計部 機械設計課
T.T
自動車工場向け生産ラインの設計に従事。
3児の父。
「育休どうする?」と
上司から働きかけてくれる
――今日はそれぞれ3児のパパとして、育児と仕事に奮闘されている3名に集まっていただきました。
まず育休を取得した経緯や期間について教えてください。
H.S
私は次男、三男のときに育休を取得しました。次男のときは、休みを取った時期が離乳食が始まった頃と遅く、期間も1カ月だけでした。その反省を踏まえ、三男のときは出産直後から3カ月と長めに休みました。
M.Y
上の子が小さい中での新生児のワンオペ育児は、休む時間がなく大変ですよね。私は第3子の出産の際にだけ、1カ月の育休を取得しました。
T.T
私は第2子のときに2カ月、第3子のときに3カ月の育休を取得しました。「長く休めるなら休めるほど助かる」と妻にも喜ばれました。
―――会社としても男性社員の育休取得を推進していますが、言い出しにくさや不安は感じませんでしたか。
M.Y
早い段階で上司との面談があり、「育休はどうする?」と聞かれ、「今回は取ろうと思っています」と答えました。特に後ろめたさを感じたり、身構えたりといったことはありませんでした。営業の仕事は出張がつきものですが、私の場合は育休期間が1カ月と短めだったため、仕事への影響が少なかったこともあります。
H.S
上司がこちらを不安にさせないというか、一緒に考えてあらかじめ不安を取り除いてくれる、という部分はありますね。私も長期の出張がある仕事なので、事前に上司と相談して休みを取るタイミングを調整しました。
T.T
育休が言い出しにくい雰囲気はないのですが、自分の中でキャリアのブランクが発生することに葛藤がありました。ただ、子どもと密に過ごせる時間は限られてますし、「今、自分がやるべき仕事は設計ではなく育児だ」と決断しました。
M.Y
育休は最終的には個人が選択することです。私たちが、「育休を取得してこういう良いことがあった」といった体験談を社内に発信することで、社員がより柔軟に選択肢を検討できるようになるんじゃないかな。
育児を通じて、家族の絆が深まった
―――休業期間中の過ごし方や、そこでの気付きを教えてください。
M.Y
基本的に、私が上の子たちを見て、妻は赤ちゃんの世話をする、というのが夫婦の役割分担としてありました。新生児の時期を家族で過ごせたことがすごく良かったです。
H.S
私も上の子たちの世話から、麦茶を作る、タオルを交換する、トイレットペーパーを補充するなど名もない家事まで、生活全般を回す役割を引き受けていました。お互いに心の余裕が生まれ、喧嘩のタネをつぶすことができたと思います。「夫婦喧嘩をしたくないなら、育休を取れ」とアドバイスしたい(笑)。
T.T
同感です。どちらかに大変さが偏ると、良いことはひとつもありませんよね。育休は家族が増えて生活スタイルが変わる助走期間のようなものです。MさんもHさんも普段は長期出張がある職種なので、特に育休が良い機会になったのでは?
H.S
育休を取得しなかった長男のときは、数カ月の出張から戻ってくると「急に大きくなったな」と驚いたものですが、育休を取ると「昨日できなかったことが、今日できるようになった」と一歩踏み込んで成長を見守ることができました。上の子2人に向き合う時間もでき、ひとりは突っ込むと笑い、もうひとりは驚かすと笑うなど、笑いのツボが違うことも初めて知りました。家族を理解する貴重な機会になったと思っています。
M.Y
本当にそうですよね。私も上の子たちの新生児期は「全然見ていなかったな」と痛感しました。小さいときの1カ月、2カ月は大きいですね。
―――職場復帰はスムーズでしたか。育休の取得を通じたポジティブな変化も教えてください。
T.T
復帰前に一度だけ、自分から頼んで部署のミーティングに参加させてもらいました。事前に部署の仕事の状況を知っておきたかったんです。復帰した後は、しばらくは納期に余裕のある案件を担当させてもらいました。
H.S
私は職場復帰の翌日からインドに1週間出張しました。といっても突然のことではなく、事前に上司と相談して決めていたことなので、計画通りに仕事モードに移行した感じです。ただし現時点では、長期の出張は担当しないなど配慮してもらっています。
M.Y
私の場合、特別配慮してもらっていることはありませんが、それ以前に仕事の進め方をある程度自分で決められる環境だということが大きいです。成果を意識しながら効率よく働くことで、自分なりに家庭と仕事を両立しているつもりです。育休期間中に料理のレパートリーが増えたので、土日は夕食を作ることもありますよ。
T.T
大事ですね。私も育休を取得したことがきっかけで、仕事一辺倒ではなく、「子どもと遊ぶために有休を取ろうかな」など、ワークライフバランスを整えて働く意識が生まれました。
育児支援の制度がある、
サポートしてくれる仲間もいる
―――働くパパとして、会社や同僚のサポートについてどう感じていますか。
M.Y
制度としてありがたいのは、時間単位の有休制度ですね。当日急に保育園へのお迎えが発生しても、1〜2時間だけ抜けて対応できます。今は年間8時間分ですが、もっとワクが増えるといいなと思っています。
H.S
確かに時間有休は使う機会が多いね。普通の有休も取りやすいから、平日に行われる保育園の行事にも参加しやすいし、不自由に感じることはないよね。
T.T
そう思います。「子どもが急に熱を出して…」と早退するのは女性のイメージがありますが、男性もそれが普通にできます。私は図面を出図した直後に育休に入ったことが少し気がかりだったのですが、同僚がフォローしてくれました。復帰後に「大変だったよ」と冗談半分で言われましたが、感謝しています。
H.S
他社と比べるのは難しいけれど、技研には経済的な安定の面でも、育児支援などの制度の面でも、社風の面でも、3児の親として安心して働ける環境があるんじゃないかな。
―――これから育休の取得を考える方に伝えたいことはなんでしょうか。
M.Y
当社は育児支援の制度もあるし、周囲がフォローしてくれる環境もある。だからこそ、自分の都合だけ考えるのではなく、組織全体の状況を把握して行動することが大切だと思います。
T.T
育休を取得することで実務の面ではブランクが発生しますが、長いキャリアを見渡すとマイナスになることはありません。逆に将来、部下をマネジメントする立場になったときに、実体験を踏まえたサポートやアドバイスができると思っています。
H.S
会社全体で、男性社員が育休を取ることに対して「え、取るの?」ではなく、「え、取らないの?」という機運醸成をしていきたいですね。